【書評】可愛い写真とおしゃれな店選び。関西発!東京バス「ガイド」『東京をバスで散歩』(えるまがMOOKミーツ・リージョナル別冊・京阪神エルマガジン社)
東京をバスで散歩 (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊)
- 作者: 京阪神エルマガジン社
- 出版社/メーカー: 京阪神エルマガジン社
- 発売日: 2016/11/04
- メディア: ムック
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11月発売の本書、まだまだ売れているようです。都内の大型書店では、旅行書コーナーでゴールデンゾーンの見やすい位置に陳列されています。
私もこの本で紹介されているコースをすでに2つ周りました。魅力的な店、優しくてこだわりのありそうな店主がもりだくさん。ちょっとした休日にふらっと出かけたくなる14の路線が紹介されてています。
それぞれの路線ごとにテーマがあるのですが、どれも、おしゃれで小さなカフェや雑貨屋さん、お花屋さん、本屋さんなどが紹介されています。普通の東京ガイドブックではお目にかかれないか、充分に取り上げられていないレアなお店が多い印象です。
一路線につき、約8ページが割かれているので、お店の紹介も詳しいし、路線全体に渡る「紀行文」があるので読んでいるだけでその気になれる、楽しい仕上がりになっています。
写真も構図がおしゃれです。出版社は意外にも大阪に本社のある「京阪神エルマガジン社」。東京に住んでいると見落としてしまう観点が、新鮮さを得られる大きな理由かもしれません。
余談ですが西武鉄道は、東京ウォーカーと組んで広報を展開するようです。東急に対抗するなら本書の「えるまが」方面とジョイントした方が良いかも。まーそれはそれで東横線にすり寄っている感じでいかがか、という話になってしまうかもしれませんが。
閑話休題。おしゃれなバス旅本。火曜日、水曜日あたりに眺めると、元気が出るかもしれません(笑)。週末を少し幸せにする本書。ぜひお手にとってください。