【訪問記】青春18きっぷで山梨ワインだらけの日帰り旅行に出かけた(中編)
こんばんは。じょんじです。今日も山梨日帰り旅の続きです。お付き合いください。
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高級ラインの試飲は有料(5百円。高級ラインを購入するとキャッシュバックされる)だが、それ以外はすべて無料だ。
しかも自分でついで飲める。店員さんに催促される感じもない。じっくり飲んで選ぶことができる。五千円くらいするものを4杯もいただけるということで、有料の試飲もやった。無料のものも一通り10種類くらいは飲んだだろうか。
先の旅路も長い、自分たちに言い訳をして、結局買わずに試飲コーナーをあとにした。
塩山の駅まで徒歩だと30分。いつもなら歩く距離だが、帰りの指定席券をとってしまった。タイムイズマネーということでタクシーを呼んだ。事前に調べていた、例のほうとうや「完熟屋」にむかった。
- ジャンル:ほうとう
- 住所: 甲州市塩山赤尾671
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- (写真提供:大帝オレ)
- 甲州ほうとう 完熟屋 本店をぐるなびで見る | 甲州・山梨市・笛吹の天ぷらをぐるなびで見る
小民家を改築したこじゃれた店だった。若い女性の店員さんが3、4名。大将が対面の調理場で腕をふるっていた。テーブル席も10程度はあるだろうか。僕たちはカウンター席に通された。
メニューをみると、それなりの値段。ほうとうは1,350円から、とりもつになどのサイドメニューは600円くらいから。ワインは400円代のグラスワインがあってほっとする。あれこれ悩んだあげく、妻は「やさいほうとう」、私は「ぶたにくほうとう」、調理に時間がかかりそうだったので、それまでのつなぎに「牛すじの煮込み甲州風」、もちろん赤・白のワインを一杯ずつ注文した。
12時すぎのピーク時ということもあったとおもうが、店内はかなりにぎわっていた。
カウンター越しの壁には、テツandトモのサインが飾られている。磯山さやかのものもあった。大変失礼ながら一流感が感じられないメンバーであり、かえって飾らないほうが高級感が保てるのではないかなどと余計なことを考えた。
ほどなくして、牛すじ煮込みがやってきた。
みためはふつうの煮込みだが、汁がベースのものではなく、煮込みきったものだった。すこし辛目の味付けをイメージして口に入れた。
「うまい」。
思っていたよりも甘いけれどコクがある。何だ、やはり甲州だからワインをだいぶ使っているのか、その割にはしっかり甘みにコクがあるぞなどとと思いながら、箸がとまらない。ちぎったこんにゃくもいい感じだ。ちょっと高いと思ったがこのクオリティーならOK。なんだかうれしくなってきた。
ワインともよくあう。地のもの同士の組み合わせだからというのもあるだろう。
ほうとうも到着。
旅館の夕食にかかせない水色の燃料も登場だ。火にかけたままいただくことができる。これがまた
「うまい」
おそらく昔のほうとうはこんな味じゃなかっただろう、って直感的におもってしまうくらい深いあじわい。肉のあぶらと野菜のごろごろした触感と甘み、そして白味噌の高い風味。渾然一体となって、食道と鼻に抜けていく。うまい、今まで食ったほうとうのなかでもベストだ。またうれしくなった。結局汁まですべて飲み尽くしてしまった。
満足して店をでた。次の目的地は甲府駅だ。塩山駅まで歩いて向かう。5分ほどの道のり。典型的な地方都市の駅前。商店はほとんどない。あってもシャッターがしまったままだ。東京に直結している中央本線でこれだ。全国にはこうした駅がごまんとあるんだなと思いながらゆっくりと歩を進めた。
(続く)
【訪問記】青春18きっぷで山梨ワインだらけの日帰り旅行に出かけた(上編)
こんばんは。じょんじです。ホリデー快速ビューやまなしで、塩山、甲府に日帰りで行ってきました。何回かに分けて旅行記をお伝えします。
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2017年3月18日。9:02新宿発のホリデー快速ビューやまなし。
天気はすこぶるよい。雲一つない快晴。行楽日より事前の情報収集では、乗車率が高い、指定席券を買った方がよいとのことだったが、がらがらである。新宿発の3月は指定席が必要ない。肝に銘じておこう。
学生の客は、指定席には見当たらない。おかげと言ってはなんだが、甲斐路のイメージどおり、しっとりした雰囲気の中を、列車は八王子、高尾とすぎていく。
乗客は、おのおの好きな時間をすごす。スマホを眺める人、書き物をする人。やわらかい日差しが差し込んでいる。
大月から先は、中央道が併走している。3連休の頭だからだろう、ひどく渋滞しているようだ。
特急ではなく快速であるために、車内の施設も最低限。ボックスシートだがリクライニングの機能はない。空調もいまひとつでやや寒い。しかし酒がのめる。渋滞もない。素朴な中央本線の空間にひたる。
甲府か小淵沢まで行くつもりでいたが、ワイナリー見学が確実にできそうな塩山でおりることにした。時間は11時前。
駅前に小民家風のほうとう屋さん、しかもワインが飲めそうだったことも決め手だった。
駅からタクシーでワイナリーへむかう。
ワイナリーは、キッコーマン傘下のマンズワイン。山梨では最大級の規模を誇るようだ。すでに見学ツアーははじまっていたが、前半はビデオ上演だったので途中から合流することができた。我々以外の参加者は男性の一団3名。40〜50代。会社の同僚といったところか。
ビデオは、甲州がなぜワインの生産に適しているか、このワイナリーが常識破りの大きなタンクをつかった画期的なところだという内容だ。ナショナルブランドメーカーなので期待していなかったが、やわらかい動画で結構引き込まれた。
ビデオは10分、社員の説明もおよそ15分。その後試飲、販売コーナーへと通される。シーズンではないためか、説明は通り一遍の内容だった。
(続く)
【鉄道】明日、ホリデー快速ビューやまなしで甲府へ!他にも首都圏内のローカル路線がいっぱい『首都圏日帰り鉄道の旅』
【鉄道】攻める大阪。南海、JRに引き続き阪急が「なにわ筋線」乗り入れへ
こんにちは。じょんじです。
まさに、大阪縦断新線。なにわ筋線に阪急も加わるとの報道がありました。
ご存知の方も多いと思いますが、阪急と、南海・JRはレールの幅が違います。阪急は広くて、南海・JRは狭いのです。そこで阪急がわざわざうめきた新駅から十三まで線路を新設。十三で既存路線である阪急神戸線、阪急京都線と接続する。ゆくゆくは狭軌の新線を新大阪まで延伸させる計画をもあるとの報道です。
阪急沿線の人も一気に関空まで行けるようになりますね。そしてミナミエリアへのアクセスも楽になるでしょう。今までは梅田で御堂筋線への乗り換えが必要でした。南海も悲願の梅田乗り入れ。キタとミナミの心理的距離がぐっと縮まったのではないでしょうか。
大阪はここにきて、都市としての一体感が出てきていますね。大阪都構想は鉄道行政のような大都市行政と市民の暮らしの質を向上させる草の根の行政をわけるための試みだったのですよね。今回の大胆な構想を、橋下前大阪市長は維新市政・府政の成果だと強調しています。
https://t.co/iWiv6OTKPm 「なにわ筋線 JR・南海・阪急で関空へ時間短縮」 大阪都構想反対の学者は少しの時間短縮で意味がないと猛反対していた。交通について門外漢の学者もみんな反対していた。こんな強烈なネットワークになることは予想だにしていなかっただろう。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2017年3月16日
もう一つの「極」がある、バランスの取れた日本を目指すべき。地域に根付いたエンターテインメントを背景にしたカジノ産業、今回のような都市全体のネットワーク増強や空港のハブ化によって人が集まる交通結節点都市化、強い学生スポーツを生む土壌をベースとしたスポーツ都市化などを通じて「楽しめる都市」、「楽しいまち」にどんどん変貌してほしい。いけー、がんば大阪。
【書評】ほぼ公開情報だけでここまで書けるのか『ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人 球団経営がわかればプロ野球がわかる』(伊藤歩)
ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人 球団経営がわかればプロ野球がわかる (星海社新書)
- 作者: 伊藤歩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/02/25
- メディア: 新書
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お見事な骨太感
公開情報を丹念によくぞここまで調べあげたなというのが読後の率直な印象です。通常の新書の3倍くらい濃度があリます。すっとは読みきれませんでした。
数字をしっかりフォローしているし、著者の法律、会計の知識が実務的に深い。制度の根本を理解しているので読み手にもわかりやすく説明できるのだと思います。とにかく題名に比べて骨太な印象の硬派な新書です。
構成は、前半、日本プロ野球(NPB)の概要を経営・財務的な側面から概括的に整理。球団によって経営の方法が異なることを、親会社、スタジアム所有・運営、決算情報の公開の方法といった視点でNPB全体の特徴を述べます。後半は公開情報や、球団幹部の著書、講演録、著者自身の取材に基づいて、やはり財務、法律的な観点で球団別の詳細な分析が、まとめられています。
金融「ジャーナリスト」ならではの読みやすさ
正直、読むのに疲れました。球団別後半のセリーグでかなり息切れ(笑)。けれどもそれは内容の数字がしっかりしているから。法律や会計の専門書のように「記載に誤りのないように細かく」記述するような「しっかり」ではなく、ざっくり、けれども複数の情報ソースから目的の数字をあぶりだす「しっかり」なのです。新書の読者層にも理解できる表現がされているところが、さすが。研究者ではなくまさにジャーナリストの仕事だと感じました。
NPB経営論の目標になるだろう作品
「親会社の広告媒体」ではなくなりつつある昨今のNPB各球団。特にパリーグでは顕著。この流れはますます加速し、より球団そのものが一つの企業体として捉えられるようになると思います。Jリーグ(サッカー)、Bリーグ(バスケ)の影響もあります。
本書はプロスポーツリーグの財務・経営読み物の目標になるでしょう。中日や読売など著者の取材に未だ明確に答えない球団もあるようですが、この本をきっかけに情報がよりオープンになり、関連の著作などが増えることによってNPBがより発展していくきっかけになってくれることを希望します。
野球好きのビジネスマン、特に「この店の客単価を大体1,200円で席数30席で5回転するから・・・・」みたいなことを奥さんや彼女にひけらかすタイプの人にはうってつけの本です(私のことです)。ぜひお手にとってみてください。濃ゆいです。
素晴らしい、キューバ撃破。
ナイスゲーム!
【鉄道】西武初の有料通勤車!S-TRAIN のパンフレットを入手!
いよいよ運行開始間近に迫ったS-TRAIN(エストレイン)。最寄りの西武池袋線の駅で販促パンフレットをゲットしました!
ベタながら爽やかなデザイン
爽やかな表紙のデザイン。休日行楽と通勤、両方の設定があることを効果的に表しています。
構成は、A3が折られた形のパンフレット。中面にアピールポイント(Wi-Fi完備、全席指定など)と沿線である秩父、新宿、自由が丘、横浜のおでかけスポットを紹介。最終面に時刻表、料金表、チケット販売駅などの具体的な情報が掲載されています。
まだまだ様子見なのか
時刻表を眺めます。通勤用の平日路線「所沢→豊洲」、所沢発6:24が一本のみ設定というのはいかがなのもかと。1時間おきにもう2本は出したいところですよね。通勤が売りなんだから。どうやら西武鉄道もいろいろ考えているとこも。そもそも停車駅も保谷、石神井公園より大泉学園の方がよかったのではないか。ひばりヶ丘も止めた方がよかったとか。まーいろいろありますけど、あくまで初期の状態で今後改変があるかも、というのが西武鉄道のスタンスのようです。池袋に事実上止まらないという、西武鉄道にとって、鉄道ファンにとって歴史的な日が間近に迫ってきました。