地理本ジャーナル

地理、鉄道、道路、地形、山、たまに政治経済。の周辺をとにかく紹介していくブログです。

武蔵野線の右のほうのなんか軍事施設系の遺構が実は円形の道でそこにとうとう訪問してきた『海軍無線電信所船橋送信所』

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どの本だったか覚えていないのですが、武蔵野線のどこか東の方にでっかい軍事施設があるという記事を見かけてずっと気になっていました。検索でようやく見つけ、いつか行ってみたいと思っていた念願が今日ようやく叶いました。

ですが、、、地図で見ると壮大な遺構ですが、上からしかわからないです。記念碑以外。走って行ったのですが、記念碑ですら危うく見逃すところでした。

 

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千葉県のホームページによると、

大正4年4月に日本初の陸上無線局として海軍省が設置。同年7月にはハワイとの通信試験に成功。関東大震災発生時には、通信が壊滅状態となった東京に代わり、国内外に被害状況を発信し、救助活動に貢献しました。
当時は、高さ約200mの主塔と60mの副塔からなる大規模な施設でしたが、昭和46年に解体。現在、無線局の跡地は、団地と公園になっていますが、道路が円形に走り、以前無線局があった面影を残しています。

とのこと。

記念碑には、大正5年に米国のウィルソン大統領と大正天皇が通信をしたとの記載も。そして真珠湾攻撃開始の暗号とされる『ニイタカヤマノボレ』もこの通信所から発信されたようです。

普通の公園、普通の団地でその姿を装う歴史的遺構。コンパスで書いたような美しい巨大円。好きなだけ土地を利用できた船橋の原風景が眼に浮かぶようでした。

関東平野はまだまだ見所がありますね。

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               昭和36年ごろ

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                 現在

出典:ちば県民だより(平成27年6月号)5面/千葉県