地理本ジャーナル

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【スタジアム】大阪のスタジアムが熱い。セレッソのホームスタジアムも改修され大阪ダービーが一層加熱する

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Jリーグ屈指の人気カード、セレッソ大阪ガンバ大阪のいわゆる「大阪ダービー」が3年ぶりに開催された。大いに盛り上がったようで観客はなんと4万人超え。いやーさすが。日本第二の都市で行われるダービーマッチの面目躍如といったところだ。

その両チーム、今、ホームスタジアム改革を進めているのだ。

今や日本最高のスタジアム?ガンバの素晴らしき「家」

ガンバ大阪のホームスタジアムは昨年開場した市立吹田サッカースタジアム。ピッチが近くて、とても臨場感のある観戦が楽しめる。素晴らしいスタジアムだ。吹田はガンバが中心となって寄付を募り建設。スタジアムを市に寄付し、自らが指定管理者になることで、所有権は市にありながら、あたかもクラブが所有しているかのように改修なり、スタジアムでの物販収入を得ることができる。もちろん市への上納金が発生するわけだが、公共物を利用しながらビジネスを行える手法として特にスポーツ施設の民間委託に利用されている比較的新しい手法だ。同じくJリークでは、鹿島アントラーズが、プロ野球では千葉ロッテマリーンズなどが利用している手法でもある。

指定管理者解説↓

横浜市 指定管理者制度関連情報 指定管理者制度とは

ガンバ大阪のビックスポンサーはパナソニックである。親会社の技術を十分に活用した施設の追加をクラブ社長自ら匂わせている。これはめちゃくちゃ楽しみである。

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「サッカーを見て楽しむという意味では日本屈指。どこから見てもすごく近いですし、きっとまた訪れたくなる場所だと思うんです。そこに加えて、音と光の演出。いま、世界的にスタジアムのスマート化の流れがきている。パナソニックのノウハウを活かして、さまざまな試みを仕掛けていきたい。ひとつのショーケースとしていち早く我々が導入して、それがいろんなスタジアムに展開されていけばいいですね。安全、快適、楽しい。是非足を運んでいただきたい」 山内隆司社長 インタビュー より

美しき桜のスタジアムを。セレッソの「屋根」

一方のセレッソも、昨年の4月から長居スタジアムのある長居公園の指定管理者になった。これである程度自由にスタジアムの改修ができるようになる。ヤンマースタジアム長居は、2002年のサッカーW杯でも利用された由緒ある、国内屈指のビッグスタジアムだ。だがしかし、陸上競技場であるがゆえに、サッカー専用スタジアムと比較してしまうと観戦の臨場感に欠けるところがあった。

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ところが、セレッソも進めていたのだ、新スタジアム計画。これは私、全く知らなかった。隣の球技専用競技場キンチョウスタジアムの改修が進められていた!びっくりである。

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これが、またえらいカッコいい。ヨーロッパスタイルというかアシンメトリーな感じがなんとも。こちらも市民の寄付を募って建設。セレッソが指定管理者である2020年までに完成させて大阪市に寄付をする方法を取るようだ。かなりガンバに似た方法だ。長居公園は、地下鉄御堂筋線を使えば大阪市の中心部からのアクセスがすこぶる良い。梅田から21分。吹田に比べるとこれは随分大きなアドバンテージだ。

関西が盛り上がらな、日本のスポーツ界は盛り上がらん

ガンバは着々とビッグクラブへの道を進んでいるように見えるが、セレッソは今一つ安定感にかける。しかし、香川、清武、乾、柿谷とキラ星のような選手を輩出する素晴らしい育成機能を持ったクラブだ。両者が切磋琢磨して、西のプロスポーツを盛り上げることがとても重要なことだと思う。阪神タイガースだけではないんだぞと。

その舞台が順調に整備されていることは日本のスポーツビジネスにとっても意義深いことのはずだ。とにかく楽しみに完成を待ちたい。