【書評】鉄道のちょっと先の未来がいっぱい。『2030年日本の鉄道 未来予想図 (洋泉社MOOK)』
20年前から大好物の、大規模開発系MOOK本、久々に買いました。
写真と、完成予想図、路線図が書き込まれた地図。いずれもカラーで読みやすい。よくあるタイプのムック本で、まちづくり系記事に興味があるビジネスパーソンはぐっとくる装丁・構成です。
LRTやリニア技術など政策や技術につっこんだ内容がかなり入っています。自治体、ゼネコンのプレスリリースをのそのまま貼り付けているだけのものとはすこし異なります。
ライターさんが10人近くいるのですが、記事内容の個人差が大きい。内容的にしっかり取材ができないことはわかりますが、根拠をもう少し示した方がいいもの(今回でいうとLRTの記事など)がありました。
ただ、東京圏に限らず、全国の鉄道計画でこれだけ情報がつまったムック本はめずらしく、とても読み応えがありました。大阪ウメキタの記事はかなりわかりやすく充実した内容です。店頭でぜひみてみてください。