地理本ジャーナル

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【不動産】揺れるのに値上がり中。『危険エリアに128万人 独自指標で分かった「危ないのに人気の街 東京編」』(AERA)

dot.asahi.com

AERAの今週号、しっかり調べてあり、かなり興味深いものになっています。

値上がりしているけれど、実は危ない都内のエリアを町丁レベルでランクづけ。東京都が長年調査してきた、「地震で建物が倒れる危険性」、「火事が燃え広がる危険性」をランクづけしてきたようです。そこに地盤の情報(ローム砂州など)などを加えて総合指標を作成して評価しています。

家を借りたり、買ったりする場合に最低限確認しておきたいのは、やはり50年前、100年前にそこに何があったのか。これは調べておいた方がいいでしょう。

場所を特定してまうようで申し訳ないのですが、下記の写真は同一地点の地形、用途の変遷。徐々に川が治水され、埋め立てられているのがわかると思います。やはり以前、川であったような地域は地盤が弱い、ということになるでしょう。記事にある砂州、などが該当します。

 出典:東京時層地図 

http://www.jmc.or.jp/app/iphone/tokyo/ 

購入等を検討している地域の市役所や区役所にいけば、過去の土地利用状況やハザードマップの情報なども手に入れることができるでしょう。

今回の記事はそのことの重要性を改めて認識させられるものでした。

このランキングに実は、実家の周辺エリアがランクインしております・・両親に早速知らせらなければと思っています。皆さんもぜひご覧ください。