地理本ジャーナル

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【書評】不動産投資はビジネス(事業)だ!名前と装丁がぐっとくる売れてる不動産投資本。『首都圏で資産を築く! 王道の不動産投資』

 

首都圏で資産を築く! 王道の不動産投資

首都圏で資産を築く! 王道の不動産投資

 

首都圏という単語と、表紙の地図デザインと、Amazon評価の高さに惹かれて購入しました。不動産投資本を買うのは久々です。

ざっと、2時間程度で読みましたが、非常にわかりやすい。しかし、甘いことは全く書いていません。

 「首都圏(というか東京)で買え」

 「自己資金をしっかり入れろ」

 「区分ではなく一棟もの」

 「積算を大事にしろ」

 「バランシートを意識しろ」

 「物件探す前に銀行を探せ」

など、いっていることは至極真っ当です。ただ財務三表(CF・PL・BS)をここまで前面にだしているものは類書にないかもしれません。

しかし、あえてなのかもしれないですが、具体性は乏しいです。どこどこに買え、とか、頭金はいくら貯めろ(割合は言及あり)といった類の情報をあまり。その辺りを期待していると、ちょっと違うかもしれません。

不動産投資に踏み出すときに、持っておかなければいけない事業家マインドの必要性を繰り返し説いています。「アーリーリタイアしたい」、みたいな甘い、お客様感覚ではな乗り越えられらない何かが不動産投資にはあるのだろうと、再認識させられました。

気合い入れてこの「事業」に乗り出したい方、ぜひお手に。