地理本ジャーナル

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”1号線の誇り”、渋すぎる都営浅草線の特徴を浮き彫りにした秀逸座談会『東京路線バトル:老舗の復権なるか!? 『都営浅草線民』の逆襲』

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沿線に住む20代から30代の男女3人による座談会。浅草線の特徴を表していて、読んでいて楽しい!

都営浅草線のイメージは、地味、ちょっと古臭いという感じでしょう。区間も押上から西馬込。東京の東端を南北に貫くいう地理的条件により、そもそもふつーの人が乗らない。不利です。

母の実家が京成押上線の沿線だったこともあり、小さい頃からよく利用していた路線。とても愛着がありますが、30年前の本所吾妻橋、蔵前あたりは、一人で降りるのをためらうような独特の雰囲気があったことを記憶しています。

しかし座談会でも話題に出ているのですが、銀座も通っているし、新橋も日本橋も、乗り入れている京急で品川にも乗り換えなしでアクセスできる。その割には沿線の墨田区や葛飾区(京成押上線)の家賃相場が安い。お得な沿線でもあるんですよね。

厳密には京成線ということになるのですが、お得な家賃の駅ランキングで沿線のランクイン率は異常です。

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なんとなく全体的に古い。そう、それもそのはず。戦後に建設された地下鉄としては、丸ノ内線についで2番目に着工。1964年の東京オリンピックに向けて建設された由緒ある路線なのです。

そんなちょっぴりネガイメージが先行していた都営浅草線がにわかに脚光を浴びています。東京観光の横綱『浅草』とスーパー新人『東京スカイツリー』を抱えること、羽田空港と成田空港双方へのアクセスがあることの強みから訪日外国人が急増。これをチャンスに渋かっこいい路線へさらに飛躍されることを強く希望します。渋い、都営浅草線。