地理本ジャーナル

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【痕跡】たった一年で営業をやめた球場へ。国鉄 武蔵野競技場線の遺構

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約60年前、武蔵野市に5万人の収容人員を誇った野球場が存在しました。しかも1シーズンだけでその役目を終えた悲運のスタジアム。その名を武蔵野グリーンパーク野球場といいました。

プロ野球国鉄スワローズの本拠地として、東京六大学野球の会場として利用されらことが想定されていたといいます。

国鉄は、三鷹駅から、かつての軍需工場(中島飛行機。スバル社の前身)引き込み線を利用して、短い路線を建設します。

この武蔵野競技場線が玉川上水を超えるところにかけられた橋の痕跡がこの写真です。痕跡らしきものはここにしか残っていないのです。

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 幻の競技場線。東京ヤクルトの本拠地は、三鷹だったかもしれない。住宅街の球場もきっと素敵だったでしょうね。

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出典:「国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省

 

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廃線跡は緑道になっている。