【書評】『会議でスマートに見せる100の方法』(早川書房)本当に使えるのは10個ほどだった件(笑)
電車内にもかかわらず久々に、同僚と声を出して笑いました。オフィス、会議あるあるの宝庫。皮肉がめいいっぱい詰め込まれた面白い本です。
- 作者: サラクーパー,Sarah Cooper,ビジネスあるある研究会
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まとめサイトやツイッターなんかでも随分話題になっているようですね。1500円は少々高く感じるけれども、電車の中で我慢するのが大変なほどに笑えます。
- 『いい質問だ』と言って質問に答えない」
- プレゼンを熱心に聞いていたと周囲に思わせるために1つ前のスライドに戻すよう頼む
なんて、感じのくっだらねースキルが1ページ、1フレーズで出てきます。また著者が書いたという挿絵がシュール。チープなスキルとのコントラストが頬の筋肉を硬直させます。
ヤフー、グーグルに在籍経験のある女性の本です。アメリカでも、多くの人が無駄な会議を経験し、その会議を無駄だと思っている。できれば会議中に、ニュースサイトを見たりソーシャルゲームをやりたいと思っているんだなー、という。まあ考えてみればそうだよなと思うものの、洋物ビジネス書に書かれているオラオラした感じの肉食文化は一部のエリートにだけ当てはまるんだろうなと、そんなことも感じられる一冊です。