【地下鉄】横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸の続報が掲載されていました。判断は2018年末までに。
以前このブログでご紹介したブルーラインの「新百合ヶ丘延伸計画」の続報が記事になっていました。林横浜市長が市会で判断時期を明らかにしたようです。
過去に何度も俎上に上がりがなら、実現しなかったことを踏まえ、2年に限定してスピード感を持って判断する方針であることを表明したようです。
平成29年の横浜市都市整備局の予算概要には次のように記載がありました。高速鉄道3号線(ブルーライン)だけではなく、総合的な調査の予算額のようですが、2,000万円の調査費がつきました。これからの進展が期待できますね。
【訪問記】驚愕の新宿駅1/100模型を堪能してきた『新宿区成立70周年記念協働企画展 新宿の高層ビル群ができるまで 』
新宿区成立70周年記念協働企画展 新宿の高層ビル群ができるまで (3月5日~開催)-新宿歴史博物館
こんばんは、じょんじです。今日は少し寒かったですね。
そんな寒さも吹き飛ぶ、「新宿駅の模型」、すごいのを見てきました。
この引用は違うイベントで展示されていた時のものです。今回の企画展は撮影禁止。残念ながらカメラには収められませんでした。
昭和女子大学環境デザイン学科田村研究室が中心になって作った模型。今回の展示では土曜日の13時から限定で、研究室の学生さんが詳しく説明してくれます。
田村研究室の田村准教授といえば、ブックファースト新宿店で強烈な販促を展開していた名著『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』の著者です。先日のイベント「地図ナイト」にも登壇されていました。
引用の記事を見てもらうとよくわかると思いますが、よくできています。スケールは1/100、高さは高低差を意識させるために1/50 の縮尺になっています。東は新宿三丁目まで、西は都庁の手前まで。南にはバスタがしっかり表現されています。
スケルトン状態になっているので、いわゆる神の視点で新宿駅を眺めることができます。例えば東口のビックカメラあたりから、西口の「新宿の目」を眺めるという、現実には絶対見ることのできないアングルを体感することができます。
一見の価値があります。500円で見られます。是非是非、新宿歴史博物館に足をお運びください。
模型の他にも新宿の高層ビル群ができていく様子を収めた定点写真も見どころですよ。博物館周辺の荒木町スリバチ地形と桜の花も堪能できます。
【書評】エクセルでも充分できる統計ワザを漫画で『PRESIDENT NEXT(プレジデントネクスト)Vol.22「1日でマスター 統計入門」』
PRESIDENT NEXT(プレジデントネクスト)Vol.22「1日でマスター 統計入門」
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: 雑誌
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こんばんは、じょんじです。以前にコンビニで見かけて、つい最近、三省堂の池袋店で平積みにされていたので、試しに買ってみました。
マンガが多用されていてわかりやすいです。しっかりしたマンガです。教養・資格試験系の漫画はしばしば無理矢理マンガ化しただけで、ただ知識を羅列しているものがありますが、本書は違います。マンガ自体のクオリティも高いです。
統計をマンガで表現する試み結構ありました。
が、今回ご紹介のこの本は本質までは行かず、いかに実践的に使うか、というところに主眼が置かれています。ムック本らしく深く考えずに、かつ実践的なスキルが学べるように工夫がされています。
結局のところビジネスで利用する統計の技法って、「ヒストグラム」「標準偏差・分散」「相関」いっても「回帰分析」くらいまで。このあたりの具体的なエクセルの操作法をしっかり説明しています。
1日でマスターできるかどうかは別にして、さっと読めてすぐに使えるのは事実。統計ってどう使うの仕事に、と思っている人の導入本としては最適です。ぜひ手元においてください。
【書評】車両、歴史、駅の説明、延伸などバランスよくつまっている『完全保存版 都営地下鉄のすべて』
【書評】サンタツの最新号、役に立たない愛おしいさ。東京に生まれて良かった♪( ´θ`)ノ『散歩の達人2017年4月号東京ディープ案内』
こんばんは、じょんじです。
久々にサンタツ(散歩の達人)を買いました。通常号の「エリア別」、にはなかなか触手が伸びなかったのですが、今月号は「東京ディープ案内」。いかにも「泉麻人」臭がして手にとってみたら、案の定お出ましです。
特集はじめ、全体を通して期待通りの「ずれ方」。『ことりっぷ』なんかの正統派おしゃれガイドと雰囲気は似てますが、35度くらい内容がずれている感じです。
巻頭は、ディープな東京の街をランキング形式で紹介。このあたりは、比較的ベタ。その後はやりたいこと責めのテーマ選定でささります。
純喫茶、町中華、銭湯、センベロ、下町の建築などなど。生きていく上で何一つ役に立たないとまではいわないですが、潤いを与えてくれる東京トリビア(古い。。)の宝庫です。
個性的書店の対談がよかったなー。確かに精神安定剤なんですよね、書店て。能町さんの地図の気になるポイントもわかるなー、とか。拾い読み5分で柔らかい気持ちになります。
明るすぎない地下鉄で読むのに向いてます。まずは書店の店頭で。
【書評】知財戦略とは「見せない」ことを決めること? 『レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い?―特許・知財の最新常識』(新井信昭)
レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」、どっちが賢い?:特許・知財の最新常識
- 作者: 新井信昭
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんばんは。じょんじです。今日ご紹介するのは、最近個人的に気になっている「知財」分野の一冊です。
とにかくわかりやすい
高校卒業後、様々な職業や海外放浪を経て39歳で弁理士になった著者です。普通の人がわかりやすいレベルを肌感覚でわかっているのでしょう。特許を中心に知的財産の難しい点、退屈な点を平易な言葉で説明してくれています。知財(法)の何が退屈って、アイデアや技術のイメージとは対極にある地道すぎる手続きの話が多すぎるところです。そこをわかりやすく、手続きの意味するところを腹落ちするレベルまでへりくだって説明してくれています。取り上げている題材やエピソードも面白く、分量もそれなりでさらっと読めます。先日紹介した楽しく学べる「知財」入門と並ぶわかりやすさです。
特許を取ればいいってもんじゃない
著者が本書で繰り返し述べていることは2点。
- 知財戦略=特許取ることじゃないよ。技術やアイデアはどこを見せないか決めるべきだよ(特許は出願した段階で、インターネットを通じて世界中に知れ渡っちゃうよ)
- 日本の産業界は脇が甘すぎる。こんなことしてたらどんどん世界にアイデアが流出しちゃうよ。そのためにももっと知財マインドを持った人材が育たなきゃダメだよ
コカ・コーラのレシピは極秘中の極秘、という話はご存知の方も多いと思います。タイトルにもあるように本書にも登場するのですが、まさにそれが知財戦略だと著者は熱く語ります。絶対領域※思想で取り組めと主張します。※詳しくは本書に。
終始一貫して熱い。とにかく知財に対する愛情、日本の産業界、とりわけ中小企業への思いがほとばしる、これまでにない知財本に仕上がっております。
知財に興味のある大学生、法務部や知財部に配属されたあるいは異動になった社会人、弁理士試験の勉強でモチベーションが下がっている方にもってこいです。知財マインドに火をつけてくれると思います。おすすめすです。
【訪問記】青春18きっぷで山梨ワインだらけの日帰り旅行に出かけた(下編)
こんばんは。今日は花粉でグズグズのじょんじです。最終回。「甲斐路」日帰りのたび。三度お付き合いください。ちょっと長いです。
甘いものは別腹。
塩山から甲府までは15分程度だ。あっという間に甲府についた。甲府を訪れるのは3度目か4度目だ。一度は北岳登山のため、あとの数回は仕事だ。
まず向かったのは「黒蜜庵きなこ亭甲州夢小路」。
- ジャンル:カフェ
- 住所: 甲府市丸の内1-1-25
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- (写真提供:えんぼう)
- 黒蜜庵 きなこ亭をぐるなびで見る | 甲府のカフェをぐるなびで見る
信玄餅で有名な桔梗屋さんがスイーツのお店をだしているらしい。これは行きたい、と北口をでて、線路沿いを東に向かう。駅前の広場では海鮮フェアのような催し物をやっている。かになべやら、牡蠣のラーメンなどが食べられるようだ。なかなか魅力的だったが、ほうとうで辛いものは十分みたされている。スルーして甘味どころにむかう。目当てのお店のある一角は、おしゃれな和風建物の区画にあった。「甲州夢小路」というらしい。
和カフェ 黒蜜庵 きなこ亭 | 甲府、山梨の観光スポット。明治、大正、昭和の甲府を再現した歩いて楽しめるまち。甲州夢小路
まだできて一年以内ではないか。それくらい新しいエリアのようにみえた。おしゃれな洋服屋さん、絹の小物をうるお店、山梨らしく甲州ワインと地酒の販売店と試飲のためのお店、地元のラーメンなど、ハイセンスなお店が軒を連ねる。京都の二年坂あたりにありそうな、古かっこいい町並みだ。
お店は一角の奥にあった。外に人がたまっていたので、さすが人気店、並んでいるのかと思ったが、待っているわけではなかった。すぐに着席できた(あの一団はなんだったのか)。
この店はなんといっても黒みつと信玄もちだ。きなこが乗っている。このもちをモチーフにしたソフトクリームと、山梨県産のいちごをつかったパフェを注文する。カウンターには、自由につかえる「黒蜜」がおいてある。数分で完成。カウンターごし商品を受けとる。どちらも
「おいしい」。
特にソフトクリームは黒蜜ときなこと、テイクフリーの黒蜜が絶妙にマッチ。黒蜜の焦がしたような風味が脂肪分が多めのアイスががつっと舌に残る。
一度は行きたい「武田神社」
お店をでた時点で、まだ14時10分すぎだった。16時48分の電車まではまだかなり時間がある。甲府といえば武田ということで、駅前からバスで武田神社に向かう。神社の前でコーヒーを買いそのまま本殿に向かう。おもっていたよりは小ぶりのお堀をこえる。
拍子抜けするほど、本殿までの距離は短い。花の見頃もまだだからだろうか、参拝客は少ない。神社は大きくなくてとてもおちつく。あまり見かけたことがないのだが、ベンチのような休憩スペースがあるのだ。入り口で買ったコーヒーをゆっくりいただく。
甲府駅に戻る、そしてまたコーヒーと酒を。
この時点で15時。歩いて甲府駅まで戻ることにした。雰囲気は長野の善光寺に似ている。けれどにぎわいではずいぶん劣る。そもそも住宅が多いというのもある。
途中、山梨大学や県の医師会などを通過。駅の手前200メートルくらいのところに、恵比寿や代官山にありそうなおしゃれで小さなカフェが目に入った。甘味を食べたエリア「甲州夢小路」のお店をみたいので、テイクアウトでコーヒーをかってみることにした。いかにもカフェをやっていそうなおしゃれな髭の店員さんや可愛い女性店員さんと、しっかり刈り上げたアシンメトリーな髪型のオーナー(らしき人)が雰囲気をもりあげている。
コーヒーは神社でも飲んだし、二人で1つで十分だった。暖かいラテをたのむ。店の前に若い人が何人もいる。10分近くかかっただろうか、ようやく完成した。
ところが、ぬるい。味は濃いミルク感が好みなのだが、如何せんぬるい。泡だけであとから熱々の本体コーヒーがでてくるのかとおそるおそる飲んでいたのだが、結局最後までぬるかった。これで400円はちょっとと思いながら、甲州夢小路にむかった。なんども言いますが、味は美味しい。
- ジャンル:コーヒー専門店
- 住所: 甲府市武田1-1-13
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:seiohezaki)
一度通りかかって気になっていた「甲州ワイン蔵」というワインショップによった。
「甲州」「ベーリーA」という日本語のラベルがいまやブランドだ。精巧で上品な味を連想させる。いくつか手に取ってみたが、ポップだけだと味がわからず、買うのはやめた。店をでると正面には同じ店の有料テイスティングスペースがあった。すべて423円という手のだしやすい価格設定だったことも手伝って、すーっと入店してしまった。赤が5種類、白が5種類程度。その他が数種類、日本酒も3種類あった。ボトルで買うと2000円〜5000円ほどするものまであった。かなり悩んだ。あまりお目にかからないロゼを選んだ。
すっきり風味でうまい。やばいこれはたくさんのみたい、と思ったが電車まであと20分、さすがに一杯でやめることにした。
時間もほどよくなり駅に向かう。駅で水、じゃがりこ、缶のハイボール(350ml)とワンカップワイン「甲州」を購入。二階デッキに乗り込んだ。さー、もう一杯やりながら東京に向かおう。列車は動き出した。二階席は車両の角まで窓になっていて、行きの席より景色がよくみえる。夕暮れの山並みを肴にのんでいると、心地よい睡魔におそわれた。
(終わり)