地理本ジャーナル

地理、鉄道、道路、地形、山、たまに政治経済。の周辺をとにかく紹介していくブログです。

【鉄道】西武初の有料通勤車!S-TRAIN のパンフレットを入手!

いよいよ運行開始間近に迫ったS-TRAIN(エストレイン)。最寄りの西武池袋線の駅で販促パンフレットをゲットしました!

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ベタながら爽やかなデザイン

爽やかな表紙のデザイン。休日行楽と通勤、両方の設定があることを効果的に表しています。

構成は、A3が折られた形のパンフレット。中面にアピールポイント(Wi-Fi完備、全席指定など)と沿線である秩父、新宿、自由が丘、横浜のおでかけスポットを紹介。最終面に時刻表、料金表、チケット販売駅などの具体的な情報が掲載されています。

 まだまだ様子見なのか

時刻表を眺めます。通勤用の平日路線「所沢→豊洲」、所沢発6:24が一本のみ設定というのはいかがなのもかと。1時間おきにもう2本は出したいところですよね。通勤が売りなんだから。どうやら西武鉄道もいろいろ考えているとこも。そもそも停車駅も保谷石神井公園より大泉学園の方がよかったのではないか。ひばりヶ丘も止めた方がよかったとか。まーいろいろありますけど、あくまで初期の状態で今後改変があるかも、というのが西武鉄道のスタンスのようです。池袋に事実上止まらないという、西武鉄道にとって、鉄道ファンにとって歴史的な日が間近に迫ってきました。

【鉄道】乗り換えの達人ナイト2に行ってみたい

乗り換えの達人ナイト2~鉄道オモシロ乗り換えスポット・神攻略法・検索スピード対決もあり! – 東京カルチャーカルチャー

前回見逃してしまったこの企画、ぜひ参加したいと思っています。

もはや地図愛好家、鉄道マニアの聖地となりつつある、東京カルチャーカルチャー(通称カルカル)。このイベントスペースで行われる今回の達人ナイト。

乗り換えのツボと、都内の道をよく知っていると男性ポイントあがりますよね。やはり男はDNAに狩猟行動が刻まれているんでしょうか。経路に詳しい奴は尊敬されます。

ITツールを進化し、書籍やインターネットの情報もたくさんある時代の乗り換え、楽しみです!

東京カルチャーカルチャーは渋谷に移転しました。イベント、様々な案件、うけたまわってます。 – 東京カルチャーカルチャー

【書評の書評】頑張れナカジマ!とおじさんが応援したくなる感情移入の本【フィリピン嬢の社会学】の書評 『フィリピンパブ嬢はどう暮らしているのか 学問を踏み越えて、愛する人とともに』(首藤 淳哉・東洋経済)

以前に書いたこちらのエントリーのPVが少し上がったので、なぜだろうと考えていました。

jonjis.hateblo.jp

どうやら、この東洋経済の書評記事が出たからかも知れません。

toyokeizai.net

こちらの記事は、本文からの引用もかなりあり、本書の概要を知るには十分な内容です。

おじさんが、頼りない大学院生の主人公である「ナカジマ」を応援したくなる気持ち、感情移入してしまう理由が書かれています。私も全くそうでした。確かにこの頼りない大学院生、大丈夫か、本当にその判断で良いのか、殴られるよ、殺されちゃうかも、というやきもき、ハラハラさせる感じが、大人の男、女から支持されているのかも知れませんね。

フィリピン―急成長する若き「大国」 (中公新書)

フィリピン―急成長する若き「大国」 (中公新書)

 

まだ未読ですが、ほぼ同時期に出されたこの本。フィリピンの現状を政治・経済、人口、産業、外交などの側面を詳細に記述しているようです。『フィリピンパブ嬢の社会学』との関係はミクロとマクロの関係とでもいいましょうか。いずれも現在のフィリピンを知るにはもってこいの本です。

それだけ今、フィリピンが話題になっているということですね。大統領の麻薬取り締まりと奔放な対米、対中発言が注目されていますが、人口は1億人。これはインドネシアに続くASEAN諸国第2位。そして何より若い。全人口の平均年齢は25歳。公用語の一つである英語の存在も大きい。これから大きな可能性を秘めた隣国です。

燃え上がっている空気を感じに行きたいですね。

【道路】開通間近の首都高横浜北線で大規模な防災訓練!

開通前の高速道路で大規模防災訓練! トンネル内にこだまする救助隊の声 | 経営・ビジネス | マイナビニュース

横浜北線の防災訓練が、かなり大規模に行われたようです。一度開通すれば、訓練はできないため、完成前の高速道路は貴重な訓練の場というこのなのでしょう。

記事を読む限り、かなりの臨場感ですね。車両は横転するわ、煙は出るわ、車体を切るわ、でまるで警察ドラマだと、筆者は言っています。

横浜北線は来週3月18日にいよいよ開通。事前のウォークイベントに行きたかったのですが、都合が合わず断念。くやしいです。日本一の交通量を誇る保土ヶ谷バイパスの混雑緩和には寄与するだろう横浜北線に期待です。

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開通記念イベント:お知らせ一覧:きたせんが「キタ!」:きたせん

【不動産】揺れるのに値上がり中。『危険エリアに128万人 独自指標で分かった「危ないのに人気の街 東京編」』(AERA)

dot.asahi.com

AERAの今週号、しっかり調べてあり、かなり興味深いものになっています。

値上がりしているけれど、実は危ない都内のエリアを町丁レベルでランクづけ。東京都が長年調査してきた、「地震で建物が倒れる危険性」、「火事が燃え広がる危険性」をランクづけしてきたようです。そこに地盤の情報(ローム砂州など)などを加えて総合指標を作成して評価しています。

家を借りたり、買ったりする場合に最低限確認しておきたいのは、やはり50年前、100年前にそこに何があったのか。これは調べておいた方がいいでしょう。

場所を特定してまうようで申し訳ないのですが、下記の写真は同一地点の地形、用途の変遷。徐々に川が治水され、埋め立てられているのがわかると思います。やはり以前、川であったような地域は地盤が弱い、ということになるでしょう。記事にある砂州、などが該当します。

 出典:東京時層地図 

http://www.jmc.or.jp/app/iphone/tokyo/ 

購入等を検討している地域の市役所や区役所にいけば、過去の土地利用状況やハザードマップの情報なども手に入れることができるでしょう。

今回の記事はそのことの重要性を改めて認識させられるものでした。

このランキングに実は、実家の周辺エリアがランクインしております・・両親に早速知らせらなければと思っています。皆さんもぜひご覧ください。

【書評】全国未成線本の決定版!『全国未成線ガイド 知られざる鉄道路線』(草町義和 監修)

 

全国未成線ガイド

全国未成線ガイド

 

 全国を対象とした未成線ガイドの決定版といえる本書です。

成田新幹線を皮切りにまずカラーで目玉路線を紹介、2番目に2色刷り、そして後半の大部分を一色刷りという構成になっています。

冒頭のカラーに出てくる青森の「大間線」、和歌山の「坂本線」が気になります。訪れたくなります。

yamaiga.com

response.jp

1路線およそ3ページ、紙質がペーパーバックのような荒目のもの。電車の中で読みたい感じを演出してくれています。

地図に無駄がなく見やすいし、実際に歩いてみる紀行文も臨場感があって楽しい。後半には未成線を歴史や行政手続、法律の観点から解説するコーナーもあります。骨太な印象もありながら、拾い読みもしやすい構成になっています。

国道(酷道)マニア向けの書籍に近い色合いがあります。廃墟感はもちろん、草むした線路予定地の荒涼殺伐とした感じがたまりません。そっち方面のマニアにもうけるかもしれません。

短い休みに出かける小旅行の旅先を決めるのにも、もってこいの内容です。少し出版から経ちましたが、まだまだ書店でも見かけます。ぜひ手にとって見てください。

【書評】可愛い写真とおしゃれな店選び。関西発!東京バス「ガイド」『東京をバスで散歩』(えるまがMOOKミーツ・リージョナル別冊・京阪神エルマガジン社)

 

 11月発売の本書、まだまだ売れているようです。都内の大型書店では、旅行書コーナーでゴールデンゾーンの見やすい位置に陳列されています。

私もこの本で紹介されているコースをすでに2つ周りました。魅力的な店、優しくてこだわりのありそうな店主がもりだくさん。ちょっとした休日にふらっと出かけたくなる14の路線が紹介されてています。

それぞれの路線ごとにテーマがあるのですが、どれも、おしゃれで小さなカフェや雑貨屋さん、お花屋さん、本屋さんなどが紹介されています。普通の東京ガイドブックではお目にかかれないか、充分に取り上げられていないレアなお店が多い印象です。

一路線につき、約8ページが割かれているので、お店の紹介も詳しいし、路線全体に渡る「紀行文」があるので読んでいるだけでその気になれる、楽しい仕上がりになっています。

写真も構図がおしゃれです。出版社は意外にも大阪に本社のある「京阪神エルマガジン社」。東京に住んでいると見落としてしまう観点が、新鮮さを得られる大きな理由かもしれません。

余談ですが西武鉄道は、東京ウォーカーと組んで広報を展開するようです。東急に対抗するなら本書の「えるまが」方面とジョイントした方が良いかも。まーそれはそれで東横線にすり寄っている感じでいかがか、という話になってしまうかもしれませんが。

sp.walkerplus.com

閑話休題。おしゃれなバス旅本。火曜日、水曜日あたりに眺めると、元気が出るかもしれません(笑)。週末を少し幸せにする本書。ぜひお手にとってください。